畑菜穂子

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イヤイヤ期に励まされる

5歳の娘が絶賛反抗期だ。保育園登園前や出かける前に、まったく準備をせずに絵を書いている。ときには塗り絵をしたり、ただひたすら寝転んでいたりもする。注意するとすかさず言い返してくるか無視してやり続けるのだ。あまり子育てでムキーッとならない方だと思っていたのに、毎朝怒っている自分がいる。別に機嫌が悪いわけじゃない。娘の場合、機嫌のいい・悪いと準備をしないのとは必ずしもイコールではないのだ。「好きなことをしているときは邪魔をしない」「子どもが自分から行動するまで待つ」本やサイトで読んだ子育て論のアレコレが頭に浮かび少しの罪悪感に襲われるものの、そんなことをしていたら、いつまでたっても保育園にはたどり着けないよ。イヤイヤが激しかった1歳後半〜2歳のころ。あの頃は小さかったし言い返されることもなかった。今思うとかわいいもんだったよな〜と当時の画像を眺めながら感慨に浸る……つもりが思い出したよ。ぜんっぜん楽じゃなかったことを。なぜか私以外の人には「おはよう」の代わりに「イヤー」「ガリー(ひっかいているつもり)」と言い、自分の決めた人以外が靴を履かせたりベビーカーにのせたりすると泣き叫んで抵抗……。育児系の何かでイヤイヤ期の対処法として「◯◯と◯◯どっちがいい? と選択肢を与えて選ばせるといい」と読んだので試してはみたけど、まったく効果なし。くいしんぼうだったので、外食はしやすかったのがせめてもの救いだった。あの頃と比べると、普通におしゃべりしたり、お手伝いしてくれたり、できることが増えたもんだ。私は怒ることが増えたけど、笑うこともぐっと増えた。先週は娘の提案で「バイキング(ブッフェ)ごっこ」をしたけどなかなかおもしろかった。中学生くらいになって本格的な反抗期がやってきたころに、今の反抗期のことも甘酸っぱく思い出すのかもしれない。

年末年始をもう一度

大晦日に熱を出し、目がさめると2018年に突入していた。少しだけ厳かな気分に浸りながら「一年が経つのは早いねえ」なんてしみじみする時間もなく、子どもと一緒に眠るいつもの夜。年越しそばも食べてなければ「ゆく年くる年」も見ていない。私の持て余した年末感は、どう消化すればいいのだろう。翌日からは大阪にある夫の実家へ。お節にてっちり(ふぐ鍋)、てっさ(ふぐ刺し)、大好きな古漬け……義母が用意してくれたごちそうが並ぶも、存分に食べられない自分の体調不良がうらめしい。紅白、初詣、初売り、正月のTV番組……年末年始に対して消化不良のまま気づくと4日になっていた。昨晩は、子どもを寝かせたあと念願の「ゴッドタン」の「マジ歌選手権」を3日遅れで鑑賞。毎度のことながら、バナナマンの日村さん演じるヒム子を見て相方の設楽さんが他の誰よりも笑う姿を見て幸せな気分に浸る。ハライチ岩井さんの腐りっぷりもずっと見ていたいくらい心地いい。余韻に浸りながら時計を見ると0時前、普段の就寝時間から2時間近くオーバーしているではないか。でも私は布団には入らず、3分の2ページほど読んだ小川洋子の『凍りついた香り』を手に取る。翌日は仕事だけど読み終わるまでは寝ないと決めた。だって年末年始プレイだもの。今晩は録画した「キングちゃん」とできれば「ドキュメンタル」も見て、ついでにアイスも食べちゃおう。私の年末年始プレイはまだまだ続く、そして睡眠不足も続く。